2024年5月5日発売、サークル「心友っ…!」制作の「蛇と蜘蛛」の最新ダウンロード情報です。
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作品の内容
作品の説明
結婚と安定を求める彼女と同棲して3年。
凌ぐように日々を過ごしてきた冴えないサラリーマン・佐伯は、
やたらと鼻につく女上司・巳嵜(みさき)の裏アカで、
性欲とストレスを発散させる日々を送っていた。
巳嵜の完璧な仕事ぶりと高すぎる上昇志向、
失敗しても受け止めてくれる優しさ──
その全てに惨めになった佐伯は、二人きりの路地裏で、
巳嵜の素肌、そしてその奥に潜む本性を暴こうと襲いかかる。
しかし、巳嵜は取り乱すどころか、
そのまま佐伯の唇を奪ってきて──
そこから始まった、上司と部下の秘密の逢瀬。
彼女とはまるで違う、甘美なセックスに
佐伯はゆっくりと呑み込まれていく──
コメント
心と身体が絡み合う性なる愛憎劇
大変な傑作だった。
線が丁寧で、絵が素晴らしく奇麗。書き込みも細やかだが、決して読みにくくはない。しかも、色々な体位が描かれている成年マンガとしても素晴らしい出来である。
エロティックなのは、絵ばかりではない。部下である佐伯の劣情に気づくと、それを難なく受け止め、ベッドでも優位に立つ上司・巳嵜の存在が全てエロティックだ。
更に嬉しいのが、二人の関係は、ベッドでの行為も含めて、何もかもが巳嵜上位、つまり女性優位で展開されるのである。
劣等感が劣情に変わり、裏アカを盾に相手を脅迫しようとしても、相手の女性のほうが、容姿、能力、社会的立場、すべての関係において上位なのである。
そしてその上位さ、優位性が、ダイレクトに性関係の上下、優劣につながっていることだ。
佐伯は劣情と巳嵜の美貌と肉体美、そしてベッドでのテクに抗えず、上司との性関係にはまり込んでゆく。そして同棲している彼女のこともあまり顧みなくなる。そうした佐伯のダメな部分もまた、巳嵜との上下、優劣を一層際立たせ、作品に更なる艶を添える。浮気というインモラルな要素が、佐伯とそして読者の劣情を盛り上げるのだ。まるで蛇に呑まれるように、ずぶずぶと佐伯と読者は、巳嵜の美しさと艶やかさ、垣間見える優しさに魅入られて、性の沼へとはまっていく。
そして一番特筆すべきことは、こうした巳嵜と佐伯の上下、優劣の関係は、最後まで逆転することはない。
佐伯と読者は蛇のように美しく淫らな女上司のカラダに劣情を抱き、その性戯に翻弄され、沼に嵌まり、そしていつの間にか恋に堕ちていく。
そして、どこか哀切なラストまで一気に読み進めることになるのだ。
また、佐伯の同棲する彼女・ともみも、冒頭と最後に登場するだけなのだが、非常に存在感を持つ。事実、ともみこそ、巳嵜、佐伯に続く3人目の主人公である。そして、ともみこそが「蜘蛛」であったというタイトル回収すら行われる。
巳嵜と佐伯のインモラルな関係を描くだけでなく、この物語が三角関係ものであると明かされるのである。
絵、コマ運び、二人が絡み合う身体描写、そして劣情や愛情といった登場人物たちの思惑が絡み合う心理描写、すべてが女性優位のエロスに寄与する、大変読み応えのある作品だった。可能ならば、タブレットやPCモニタなど、大きな画面での購読をお勧めする。大好き!!
圧倒的画力で描かれる唯一無二の不道徳SEX
物語は梲が上がらない主人公(彼女アリ)が、自身の上司であるヒロインの裏垢を発見してしまうシーンから始まる。
裏垢という脅迫ネタがある以上、主人公が優位になりそうなものだが。
そこは流石心友先生といったところ。
ヒロインが強い。
顔は勿論、性格も立ち振る舞いも。
全てが強い高嶺の女。
また、ヒロインのマゾ女専売特許首絞めSEXに興じてもあくまでも女性が上と感じさせる立ち振る舞いが、本当に性癖に刺さった。強い女の被虐的な一面このギャップに堕ちない人間はいるのだろか?いや、いない(断言)
ヒロインもさることながら、竿役がかなり魅力的。エロ漫画でありがちな自我を持たない男ではなく、人間としての軸がある。ヒロインへの劣等感を払拭するために性行為に及んだにも拘らず、余計に拗らせている様は本当に可愛かった。女という底なし沼にハマる男より愛々しいものはこの世に存在しない。
男性は勿論、女性にもおすすめできる作品です。
首絞めセックスの描き方が大変素晴らしかったので、そのような性癖をお持ちの方はいますぐ購入したほうがいい。マジで良かった(語彙無)